Hatena Hagino Blog

読書感想文と小ネタ

ちまたで話題の「ゼロ秒思考」のA4メモ書きトレーニングをやってみた。

皆さんこんばんわ。 5月も残すところあと2日ということで、今月も気が進まないけれどもブログを更新しようと思います。

今日紹介する本はこちらの本です。
「ゼロ秒思考」です。

ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

なんとこの本に書いてあるトレーニングを実践すると、一瞬で思考を言語化できるようになり、悩んだり考えたりする際の頭のモヤモヤがなくなって、即断即決できるビジネスマンになれるらしいです。

「そんな魔法なようなトレーニングがあるのかよ!」と疑いつつも調べてみると…

  • 著者が東大卒で10年以上マッキンゼーで働いていた経歴の持ち主
  • レビューやSNSでの評判がわり良かった(効果があった!的な意見も)

調べてみると、ちょっと気になってきた…
いつの間にか購入をしていました。

「ゼロ秒思考」とは?

書名である「ゼロ秒思考」について、まずは解説しよう。
ゼロ秒思考とは、「瞬時に現状を認識をし、瞬時に課題を整理し、瞬時にどう動くべきか意思決定できること」である。

要するに、頭の回転が超絶に早い状態のことを言います。
そしてこの本は、頭の回転を早くするための1つのトレーニングについて書かれています。

そう!そのトレーニングこそが、 今回のブログのタイトルでもある「A4メモ書きトレーニング」 である。

筆者は「ゼロ秒思考」への一番の近道は、このトレーニングであると本書で言い切っています。

「A4メモ書きトレーニング」とは?

A4メモ書きトレーニングは、その名の通りA4用紙にメモのように殴り書きしまくるトレーニングである。

具体的なルールは以下の通りである。

  1. A4用紙を横にして1回1ページとして使用する。
  2. メモ書きするテーマを決める。
  3. ページに4~6行、各行20~30文字の文章をとにかく1分間で書きまくる
  4. 毎日10回、1~3を繰り返す。

驚くことにたったのこれだけである。

こんな感じです。(例)
(枠線がないため、背景と被って見辛い…orz) f:id:hagipey:20170530212827p:plain

このトレーニングの論理的メカニズムとしては、ザックリと以下の通りである。

  1. メモ書きトレーニングで、なんとなく頭で考えていたこと、なんとなくできていたこと、すなわち暗黙知がはっきりと形になってくる。すなわち形式知化される
  2. トレーニングを続けると、形式知化の「質」と「スピード」が上がる。
  3. 「質」と「スピード」が上がれば、必然的に思考が整理されるようになり、判断精度も上がる。

つまり「ゼロ秒思考」とは、形式知化の「質」と「スピード」を高めた双方の到達点の状態になりますね。


まぁ、読んでいたときも思ったのですが、論理的には少し弱いですよね。(笑)
斜めに構えて読んでいたのですが、最後の最後まで科学的な根拠については薄かった気がします。

しかし、筆者の体験談は妙に信憑性が高く感じたり、ゼロ秒思考やメモ書きトレーニングのメリットについては沢山書かれているため、「やってみよう!!」と意欲を掻き立てられる構成になっていて面白かったです。


筆者いわく
3週間から1ヶ月間のトレーニングで

「頭にどんどん言葉が浮かぶようになり、1ヶ月前にはもよもやしていたものが、言語化され、アイデアが続々と出てくるようになる」

そして、さらに数ヶ月続けると

「瞬間的に問題点が見え、課題が整理でき、答えが見えてくる」

ようになるみたいです。

や る し か な い 

実際に1ヶ月やってみた

1分間のメモ書きトレーニングを約30日間続けてみました。
ちなみに30日間続けるとこのくらい溜まります。
f:id:hagipey:20170530215345j:plain

実施してみた感想としては、意外と難しかったです。

とあるテーマについて、1分間の制限の中で20~30字の文章を4行5行も書くのは大変でした。

  • そもそもテーマに関して5行分も内容が思い浮かばない。
  • ミラクルで思い浮かんだとしても、書くスピードが遅くて1分間で書ききれない。

それでも、シコシコと続けていました。

10日目くらいになると書くスピードに関しては段々と慣れてきました。

殴り書きではありますが、次第に1分間でスラスラと書けるようになりましたね。人間の「慣れ」って恐ろしいなって思いました。


しかし、書くスピードに関しては慣れても、「内容が思い浮かばない」という根本的な問題については改善されず…。

テーマにかなり依存している状態でした。
テーマによって思い浮かんだり、浮かばなかったりと差が激しい。書き辛いテーマに関しては、ほぼ何も思い浮かばずに1、2行で手が止まってしまうことも、、、


「こんなんじゃ、何もトレーニングなんねーよ!」と思って、Google先生に相談することに。色々な記事を調べてみると、非常に興味深いエントリーに出会いました。

こちらです。

toricago.hatenablog.com

このような内容が書かれていました。(引用)

「いや、本当に何も浮かばなくなることがしょっちゅうあるんだけど?」という質問も良く頂く。しかし、こんなことはあり得ない。瞑想をしている人は分かると思うが、「何も考えていない境地」というのはそう簡単に達成できるものではなく、ましてやメモ書きを数枚程度したところで簡単に達成できるわけがない。

簡単に言うと、何も考えが思い浮かばない状態は相当難しいということです。
つまり、考えが浮かばない状態であっても、それは思い込みであって、実は脳内では色々と考えているらしいのです。
続けて筆者は、具体例として以下の例を挙げています。(A4メモ書き風に)

言葉が浮かんでこないと思っているときの脳内

  • あ、また言葉に詰まった。

  • やっぱりゼロ秒思考は難しいなぁ。

  • Toricagoブログの人は簡単に言わないで欲しい。

  • 世の中には俺みたいに本当に言葉が浮かばない人がいるんだぞ!わかってるのか!?

悔しいけどすごく納得しました(小並感)
たしかに僕も何も思い浮かばないときに、「あ、浮かばない」とか「浮かべ!浮かべ!浮かべ!」と無意識に思っていました。

その事実に気づいてからは、とにかく些細なことでも「頭の中で思い浮かんだこと」を1分間でアウトプットすることにしました。
そしたら、あら不思議。

トレーニング20日目くらいで、1分間ずっと手を動かし続けられるようになりました。

そして、この調子で続けていると、あっという間にお試し期間の30日が終了しました。

効果の検証、考察

結果

今回は30日間だけったので、30日で「ゼロ秒思考」はできたかと言われると、もちろんできませんでした。(^q^)

しかし、30日続けたことで、当初思ってたよりかは得るものがあったと感じました。
例えば以下の通りです。

  • 思考をアウトプットするイメージは掴めた (気がする。)
  • 思考を言語化するスピードも少し早くなった (気がする。)
  • 1分間書き続けられると少し気持ち良いし、頭がよくなった (気がする。)

しかし、僕がこの活動を通して、一番のメリットに感じたことは「アウトプットが習慣化したこと」です。
僕は毎回のテーマに、インプットした内容をアウトプットする問いを設定していました。
例えば、以下のような感じです。

  • 「昨日の研修で学習したことは何か?」
  • 「先日読んだ本で面白かった箇所はどこか?」

当たりまえですが、1分間のメモ書きアウトプットであっても、すればするだけ知識は整理されます。

そのため、トレーニング期間中に学習した内容は、知識の定着率が異様に高かったように感じました。

考察

「ゼロ秒思考」とは、思考の「質」と「スピード」の双方の到達点であると筆者は述べています。

実際に、A4メモ書きトレーニングだけでこの境地に到達できるかと聞かれたら、やはり才能も大きく関わってくるので、一概にはYESと言えないなと感じました。

しかし、トレーニングを続けることで、少なからず現状よりかは「スピード」と「質」は上がると感じました。

スピードに関しては、一分間の時間制限の中で、常に120% で書いていれば自然と処理能力が上がっていきそうです。

そして、思考の「質」に関しては、上記で僕が感じた「アウトプットの習慣化」が鍵を握っている気がします。

ただ手当たり次第にメモを書いても、思考の質が向上するとは思えません。
毎日インプットした知識を吐き出して整理することで、知識が定着していき、その積み重ねで思考の質が向上していくのだと感じました。(当たり前といえば当たり前ですが)

その点、毎日手軽にアウトプットできるA4メモ書きトレーニングはわりと効果的な気がします。


GW明けから少しサボっていますが、また機会があれば続けていきたいと思いました。

終わり